適当彼はどこかしら「適当」なところが在ります。
それが落ち込んだ私の心をグッと持ち上げてくれることもありましたが
逆に「どうして真剣に向き合ってくれないの!?
という憤りとなってしまう場合もありました。

きっと何事も表裏一体なのでしょうね。

彼のそうした適当さが気にならないと言えば嘘になりましたが、
私は私できっと彼から見れば気に入らない部分もあると思いましたので
その辺りに関しては相殺しようと考えていました。

彼と旅行に行く話をしていたときのこと。
・どこに行くのか
・期間はどのくらいなのか
・2人が考えている予算はどの程度なのか
と、結構具体的な話をしていました。
彼は「任せるよ」と一言いった後はずっと携帯電話をいじっていました。

「一緒に行くんだからちゃんと考えようよ」
そう声を掛けるとちらりとパンフレットや雑誌を見て
「だいたいそんな感じでいいよ」
といって再び携帯電話に夢中。

その時ばかりはため息が出てしまいました。

「だいたいそんな感じ」
彼はその時そう言いました。
私は彼そのものを「そんなものなんだろう」と思うようになっていきました。
そう、私自身が彼に対して適当な気持ちを持ち始めたのです。
そこからは終わりに向かって早い展開が待っていました。